先日、夜中にたまたま観たテレビ番組なんですが。
NHK Eテレ『又吉直樹のヘウレーカ!』
その中で、分数の割り算ってなによ?という話をやっていました。
分数の割り算のやり方は知ってるけど・・・
もちろん、私だって分数の割り算のやり方は知っています。
1/2 ÷ 1/3 = 1/2 × 3/1 = 3/2
です。
割られる方の分数に、割る方の分数の分子分母をひっくり返して掛け算をする。
やり方として覚えてしまえば簡単です。
解きかたは知ってる。
解ける。
なので、問題を解く分には困りません。
でも私ずっと感じてたんです。
分数で割るってどういうことかよくわからない、と。
分数の割り算ってなんだ!?
さて、テレビの話に戻します。
又吉さんが「こういうこと!」みたいなコーナーで話してたんですけども。
「分数の割り算って何?」
そういわれて、そうだ私もそう思ってたんだと自覚しました。
以下はテレビで説明していた内容です。
割る数が割られる数に「何個入ってるか」
6÷2=3
これは、6の中に2が何個入ってるかといったら3だという意味だと。
はい。これはわかる。
6個リンゴがあったら「2個のリンゴ」というカタマリは3セット入ってる。
とうなずいていると・・・
「分数で割る」が意味すること
では1/2 ÷ 1/2とは?
計算の仕方は1/2 × 2/1 で、
割られる方の数に割る方の数の分母と分子をひっくり返してかける。
けど、分数で割るって、そもそも一体どういう意味か??
ときました。
又吉さんが、両方の手に半分に割ったりんごを1個ずつ持って
1/2 ÷ 1/2は、
1/2個のリンゴの中に、1/2個のリンゴがいくつ入っているか?ということ。
つまり、1つ。
おおおおおおお。
目からウロコ。
いきなり、ストンと腑に落ちた感じ。
分数であってもなくても「割られる数の中に割る数が何個か?」
そうかそういう意味だったか!
割り算で使っている数字がなんであれ、分数であろうがなかろうが
「割られる数の中に割る数が何個か?」を問うのが割り算なんですね!
人生初、分数の割り算の式の意味をちゃんと理解した瞬間でした。
分数の割り算を、こういう風に教えてくれた先生はいなかったなあ。
「勉強っておもしろいな」と思えるのは、こういうときです。
子ども達にも、こういう「おもしろい」をいっぱい経験してほしいです。
子ども達の反応
私はいたく感激したので、翌日、この話を子ども達にも教えたんですが
「ふーん・・・」
・・・。
面白いのツボが私と違ったみたいです。